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ピリッとした辛さをプラスしてくれるからしと、ほどよい酸味がアクセントになるマスタード。
和からし・洋からしと呼ばれている両者はよく似ていますが、作り方が違います。
からしとマスタードを代用するのであれば、作り方を押さえたうえで足りないものを補うとうまくいきますよ◎
今回は、からしとマスタードを代用することについて、またそれぞれの違いについてもまとめました。
からしとマスターは代用できる?
からしとマスタードは代用できますが、料理によって合う合わないが出てきます。
もともと同じからし菜という原材料からできている両者ですが、からし菜と水だけのからしに対し、お酢や砂糖で調味しているマスタード。
単に辛さが欲しいだけのときにからしの代わりにマスタードを使うと、酸味やほのかな甘みが邪魔に感じてしまうかもしれまません。
また、マスタードを使うシーンにからしを代用すると辛さだけが引き立ちます。
砂糖やはちみつで甘みを足したりして調味するのがおすすめです。
ただ、代用した場合の味の感想は好みによるところも大きいもの。
からしやマスタードは一度に大量に使うものでもないため、少量なら問題なく代用できることも多いです。
「代用できるかな?」と迷ったら一度試してみてください。
もしかしたら自分好みの仕上がりになるかもしれません^^
からしとマスタードの違い
からしとマスタードの違いは【作り方】です。
どちらもからし菜という植物を原料にしていますが、作り方を変えることでそれぞれからしとマスタードに分かれます。
からし | からし菜の種を乾燥させ粉末にし、水を加えて練って作る |
マスタード | からし菜の種に調味料を加えて混ぜて作る |
からしの作り方
からしは、からし菜の種から油脂分を取り除き乾燥させることから始めます。
このとき取り除いたからし菜の油脂は『マスタードオイル(からし油)』という名前の植物油としても販売されているんですよ。
乾燥させたからし菜の種はすりつぶして粉末にします。
この粉末状にしたものは『粉からし』という名前で販売されていますが、粉末状だと辛味が出ないというから不思議ですよね。
辛味を出すために、粉からしに水を加えて練ったものが、私たちによくなじみのあるからしになるというわけです。
マスタードの作り方
マスタードを作るとき、からし菜の種は油脂分を取り除いたりしません。
種をそのままお酢や砂糖、塩といった調味料と混ぜて、しばらく漬け込んで完成させます。
マスタードの辛味がマイルドなのは、砂糖やはちみつといった甘さのもととなる材料が入っていることが関係しているんですね。
商品によっては、漬け込んだあとミキサーで撹拌するものもあります。
なめらかなペーストにしたり、あえてからし菜の種を残したままの『粒マスタード』もプチプチとした食感で人気ですよね。
マスタードは自宅でも簡単に手作りできます。
製菓材料店などで『マスタードシード』さえ買えば、揃えるのは自宅にもある調味料だけ。
お酢の代わりにワインビネガーを使ったり、オリジナルのマスタードを作ってみるのも楽しいですね^^
からしとマスタードの使い分け方とそれぞれのおすすめ料理
からしとマスタードの違いが分かったところで、ここからはそれぞれにおすすめの料理を紹介します。
一見よく似ているからしとマスタードですが、使い分けることでより料理の幅が広がりますよ◎
からし | ・辛いものが好きな人やしっかりした辛さが欲しいときにおすすめ ・和風の料理にぴったり |
マスタード | ・辛いものが苦手な人や風味やアクセントが欲しいときにおすすめ ・洋風の料理にぴったり |
からしは辛さが欲しいときにおすすめ
ピリッとしたしっかりした辛さがあるからし。
肉まんや焼売に合わせると、からしの辛さが脂の甘みを引き立ててくれます。
「肉まんにはからしがないと!」という人も多いのではないでしょうか?
また、【和からし】という名前どおり、どちらかと言えば和風の料理にからしは合います。
お酢と味噌と一緒に合えたからし酢味噌は、和え物の調味料としても万能です◎
マスタードは風味やアクセントが欲しいときにおすすめ
からしに比べて辛さがマイルドなマスタード。
辛いものが苦手な人でも、マスタードの風味を楽しむことができます。
シンプルに塩で焼いただけの鶏肉や豚肉、白身魚にマスタードを合わせると味のアクセントになって立派な一品に。
サンドイッチやホットドッグなど、パンにもマスタードはよく合います。
マヨネーズを使う代わりにマスタードを使うと、味に深みが出てお店のようなサンドイッチになりますよ^^
まとめ:からしとマスタードは代用として向くが料理によっては合わないものもある
からしとマスタードを代用は少量であれば特に問題はありません。
ただ、マスタードにはからしには入っていない酸味や甘みがあります。
料理によってはからしで代用したときに、調味料を足して味を補ってあげるとうまく代用できますよ。