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たっぷりの野菜が入ってそれだけでおかずになるけんちん汁。
味噌が入らない分あっさりとした味わいが特徴ですが、その分物足りなさを感じる人も。
そうなると、知りたいのはけんちん汁にコクを出す方法ですよね。
どうすれば自宅のけんちん汁の味がワンランクアップするのでしょうか?
そこで今回は、けんちん汁にコクを出す方法について、またけんちん汁の隠し味や味付けのポイントについてもまとめました。
けんちん汁にコクを出す方法
けんちん汁にコクを出す方法は2つ。
- うま味の強い出汁を使うこと
- 油気のある具材を入れること
うま味の強い出汁を使うこと
しっかり味のつく味噌を入れる豚汁と違い、出汁に少しの醤油で味を整えるすまし汁。
味の決め手になるのは出汁なので、いつもの味噌汁や豚汁よりうま味の強い出汁を使うのをおすすめします。
うま味の強い出汁はこちら↓
- かつお節と昆布の合わせ出汁
- 煮干し出汁
- あご出汁
かつお節だけの出汁でもいいのですが、例えば昆布と合わせることでうま味成分が【イノシン酸+グルタミン酸】のダブルになりグッとコクが増します。
あご出汁はあまりなじみがないかもしれませんが、ひとつで【イノシン酸+グルタミン酸】が含まれているのでけんちん汁にはおすすめ!
ガツンとしたうま味のある煮干し出汁は私もよく使います^^
いつもの出汁を使う場合は、少し濃い目に出汁をとりましょう。
けんちん汁は多く入れた野菜から水分が出るので、「ちょっと濃いかな?」くらいでちょうどよくなりますよ◎
油気のある具材を入れること
コクを出すならたんぱく質を加えるのが手っ取り早いですが、けんちん汁は基本的に肉や魚は入れません。
そこで役に立つのが、油揚げや厚揚げといった油気のあるたんぱく質。
野菜では出ない油気がけんちん汁にコクを加えるだけでなく、ボリュームもだしてくれます。
あっさり仕上げたい料理を作るときには油揚げや厚揚げは湯通ししますが、けんちん汁の場合は湯通しせずそのまま使いましょう。
けんちん汁に入れる隠し味はどんなものがある?
けんちん汁にコクを出す方法で作ってみたけど、どうも味が決まらない…。
そんなときは、けんちん汁に隠し味を入れましょう!
ここからは、けんちん汁にぴったりの隠し味を2つ紹介します。
- ごま油
- コショウ
ごま油
野菜を炒めるときにサラダ油を使うと思いますが、仕上げにごま油を足すだけでけんちん汁の物足りなさが解消できます。
ただし入れすぎはけんちん汁が油っぽくなってしまうので、ごま油は鍋にほんのひと回しでOK。
ごま油を入れてからはグツグツとけんちん汁を煮たてないようにしましょう。
せっかくのごま油の風味が飛んでしまいます。
コショウ
仕上げにコショウをさっと一振りするのもおすすめ!
あっさりしすぎなけんちん汁にパンチを加えて、ご飯がすすむ味わいにしてくれます。
黒コショウや柚子コショウなど、比較的どんなコショウでも味がまとまりますし、七味を加えても◎
けんちん汁の味付けのポイント
けんちん汁の味付けのポイントは、塩です。
出汁に醤油がベースのけんちん汁ですが、それだけでは味が締まりません。
そこで役に立つのが塩。
入れる量は出汁700~800mlに小さじ1/3とほんの少量ですが、入れると入れないでは味が全然違うんですね。
味が薄いと感じたらつい醤油を入れたくなってしまいますが、入れすぎはうま味より醤油のしょっぱさが強い仕上がりになってしまいます。
まず塩をひとつまみでいいので入れて、味見をしてみてくださいね。
まとめ:けんちん汁にコクを出すにはうま味の強い出汁を使い油揚げや厚揚げを入れる
けんちん汁にコクを出す方法は2つ。
- うま味の強い【かつお節&昆布の合わせ出汁】【いりこ出汁】【あご出汁】を使うこと
- 油揚げや厚揚げを湯通しせず使うこと
いつもの出汁を使うときは、少し濃い目にとった出汁を使ってくださいね。
けんちん汁の味が物足りないな…と感じたときは、隠し味を使うのもいいですが、まずは塩をひとつまみ入れてみてください。
ほんの少しの塩気がけんちん汁の味を締めてくれますよ。