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いつも余りがちな切り餅。
そのまま焼いて食べたりぜんざいとして食べるのもいいですが、おすすめは切り餅を大福にすること!
いちごを入れていちご大福にすれば、いくらでも食べられちゃいそうです^^
ただ、お餅はそのままだと時間が経つとかたくなってしまうもの。
切り餅で大福を作るときは、かたくならないように砂糖を加えて混ぜることがポイントなんです◎
そこで今回は、
- 切り餅で大福を作るとかたくなる理由
- 切り餅の大福がかたくならない方法
- 切り餅で大福を作るときの注意点とポイント
- 切り餅で大福レシピ
4つについてまとめました。
切り餅で大福を作るとかたくなる理由
大福というと、時間が経ってもやわらかいモチモチとした食感が大事!
でも、切り餅をやわらかく加熱して大福にしても、そのままだと時間が経つとどうしてもかたくなってしまいます。
それは、お餅の原料であるもち米に含まれるデンプン質が変化しているから。
デンプン質は加熱して水分と熱が均等にいきわたると、デンプン質にすきまができます。
この状態を『糊化』といい(アルファ化ともいいます)、モチモチとしたやわらかい食感に。
しかし、糊化の状態は長くは続きません。
時間が経つと、お餅は乾燥して中のデンプン質はもとの状態に戻ります。
この状態を『老化』といい(ベータ化ともいいます)、お餅は再び固い食感に。
ちなみに、お餅の内部にまだ水分が残っていれば、再び加熱して糊化させればやわらかい食感に戻ります◎
市販されている切り餅なんかカチカチに固いですが、火を通すとやわらかくお餅が伸びるのは、デンプン質の変化によるものなんですね。
切り餅の大福がかたくならない方法
切り餅で大福を作ったとき、すぐに食べるならそのまま作っても大丈夫!
でも、温かいうちに食べないとかたくなってしまうので、時間が経ってもおいしい大福を作るためには切り餅に砂糖を混ぜて作りましょう。
砂糖には抱え込んだ水分を保つ性質があります。
これを『保水性』というのですが、砂糖は保水性がとても高く、少しの量で水分を蓄えてなかなか離しません。
なので、乾燥して老化しやすい切り餅も砂糖を混ぜれば、糊化の状態をキープし続けてくれるというわけです。
砂糖にアシストに入ってもらう感じですね!
他には、デンプンを分解する酵素(βアミラーゼ)を加えて、糊化したデンプン質を老化しにくくする方法もあります。
ただ、βアミラーゼは一般的にはなかなか手に入りにくいので、手軽にできる砂糖を混ぜる方法をおすすめします!
大福の生地は甘みがあった方がおいしいと思うので、味付けの意味も含めて^^
切り餅で大福を作るときの注意点とポイント
切り餅で大福を作るときのポイントは、切り餅に加える水と砂糖の量です。
切り餅は砂糖とよく混ぜてお餅全体に砂糖をいきわたらせることが大事なんですが、そのためには切り餅をやわらかくしなけれないけません。
水が少ないと切り餅の固さにムラが出て、砂糖が混ざりにくいんです。
砂糖が少ないと、砂糖の保水性を発揮できないままで、結局時間が経つとかたくなってしまいます。
水と砂糖の量の目安は下記の通り。
切り餅50g1個に対して
水:大さじ2
砂糖:大さじ1
レシピはいろいろありますが、目安として量を確認しながら作るようにしましょう。
また、砂糖を加えると切り餅は傷みやすくなります。
作った大福はその日のうちに食べきるようにして下さいね。
残った大福は冷凍保存がおすすめです^^
大福の保存方法についてはこちら
切り餅で大福レシピ
切り餅で作る大福のレシピを紹介します。
まずはノーマルなあんこ入りのものを作ってみて、慣れたらアレンジしてみるのも^^
このレシピで作った大福に、いちごをのせるといちご大福ができちゃいます。
いちご大福のときは好みで白あんにしてもおいしいですよ^^
切り餅で大福が硬くならない方法まとめ
- 切り餅で大福を作るときは、砂糖を混ぜて生地を作ると時間が経っても硬くならない
- 砂糖を混ぜると硬くならないのは、砂糖の保水性が水分をキープして、切り餅のデンプン質を老化させないから
- 切り餅で作った大福はその日のうちに食べきること
通常、大福を作るときは白玉粉やもち粉に砂糖を混ぜた求肥で作りますが、砂糖を混ぜれば切り餅でもやわらかい大福を作ることができます。
余りがちな切り餅を有効活用できるのは嬉しいですよね^^
やわらかくした切り餅に黒豆煮を混ぜれば黒豆大福にもなるし、生チョコを入れれば生チョコ大福にも!
自分でいろいろアレンジして大福を作ってみてくださいね!