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カラフルでレトロなパッケージが目をひくクッピーラムネ。
ずっと変わらないウサギとリスのキャラクターが印象的です。
私も子どものころからなじみがあるクッピーラムネのキャラクターですが、ふと名前って何だろう?って気になって。
キャラクターはよく知ってるけど名前を呼んだことがないなあ…と。
そこで今回は、クッピーラムネのキャラクターに名前はあるのか、クッピーラムネの歴史や由来についてまとめました。
クッピーラムネのキャラクターに名前はある?
クッピーラムネのパッケージに必ずいるウサギとリスのキャラクター。
カラフルでレトロなイラストはインパクトがあり、一度は見たことある人も多いはず!
そんな有名なクッピーラムネのキャラクター名前は
- ウサギ⇒クッピー
- リス⇒ラム
となっています!
実はこの名前、クッピーラムネの公式サイトでははっきりと紹介されていないんです。
クッピーラムネのキャラクターの紹介はしていても、名称はウサギ・リスのまま。
これだけ有名なキャラクターだからてっきり名前があるかと思ったので少し拍子抜け…。
少しでも情報がないかな?と『絵本』のページを見てみると…
表紙に名前が書いてある!!
これだけじゃどちらがクッピーでどちらがラムか分からなかったのですが、もう少し調べたところ
- ウサギは男の子でクッピー
- リスが女の子でラム
ということが分かりました!
クッピーもラムもかわいい名前です^^
この絵本が発刊された2018年、関東の小児科へ1500部が献本されたそう。
丸太に腰かけてクッピーラムネを食べている姿しか知らないキャラクターが、自由に動いたり笑ったりしているのを見るとちょっと感動しますね!
クッピーラムネの歴史と名前の由来
クッピーラムネを作っているカクダイ製菓は2019年で創業100年を迎えています。
カクダイ製菓という名前は知らなくても、クッピーラムネという名前やパッケージを知っているという人は多いでしょう。
そんなクッピーラムネの歴史についてまとめました!
最初はくじのおまけだったラムネ菓子
1919年に創業したカクダイ製菓。
最初は『増進堂』という名前で和菓子の製造・販売を行っていました。
ラムネ菓子を販売するようになったのは、創業から約30年経った1950年。
2代目の社長である大橋義春氏が、別会社で学んだラムネ菓子のノウハウをもとに自社でも製造を始めたのがきっかけです。
名前も『カクダイ製菓』に変更しています。
カラフルなセロハンでラムネをキャンディー包みしたものを作ったのもカクダイ製菓。
今では懐かしいお菓子としてなじみがありますが、当時はあまりラムネ菓子の知名度がありませんでした。
そのため、しばらくは駄菓子屋にあるくじのおまけ扱いで、ラムネ菓子が単体で売れるようなことはなかったそうです。
1950年代にどんなお菓子が人気だったのか気になったので調べてみたところ、
・森永ミルクキャラメル
・グリコ
・ミルキー
などが発売されていることが分かりました。
個人的な見解ですが、ポイっとつまめてしばらく口の中で楽しめるようなお菓子が人気だったのかな?と思います。
ウサギとリスじゃなくて魚の可能性もあったクッピーラムネ
クッピーラムネが誕生したのは東京オリンピックが開催される前年の1963年。
クッピーラムネになくてはならないウサギのクッピーとリスのラムですが、当初は魚のキャラクターの可能性もあったかもしれないんです。
というのも、ラムネを製造して納品する際に製造者が自身の名前をカードに書いて一緒に入れていたのですが(『私が責任をもって検品しました』という紙、一度は見たことありませんか?)、その際名前と一緒にエンゼルフィッシュという魚の絵が描かれていたんだとか。
エンゼルフィッシュが好きだったのか自分のトレードマークだったのかは不明ですが、納品先はそのカードを見て「グッピーのラムネが納品された」と確認していたそう。
そう、描かれている魚はエンゼルフィッシュなのにグッピーに間違われていたんですね。
当時家庭でグッピーを飼育するのが流行っていたので、なじみがあったのかもしれません。
こうして、カクダイ製菓が作るラムネは『グッピーのラムネ』として多くの人に親しみを持たれるようになったのです。
クッピーラムネの名前の由来もここから。
当初『グッピーラムネ』と名付けられる予定だったのですが、濁点がないほうが呼びやすいとのことで『クッピーラムネ』に変更になりました。
名前が『グッピーラムネ』のままだったら、パッケージのキャラクターも魚だったかもしれませんね!
もしかしたら消えていた??キャラクターの事情
「キャラクターがいたほうが親しみがあっていい」と、2代目社長の大橋義春氏は考えました。
参考にしたのは、当時子どもたちに人気のあった『こりすのぽっこ』という太田じろう氏が描いていた漫画。
それがこちらです。
太田じろう氏に直接「ラムネ菓子のパッケージに使うキャラクターを描いてほしい」とお願いしたところ、ウサギとリスのイラストが届きました。
ただ、上記のイラストを見ても分かるとおり、『こりすのぽっこ』とクッピーラムネのパッケージのイラストはよく似ていますよね。
「漫画のキャラクターに似すぎているからパッケージに使うのはNG」と出版社から連絡があったそうです。
確かにそっくりで、当時『こりすのぽっこ』を読んでいた人たちからすると「同じキャラクターだ!」と勘違いしてもおかしくないもの。
そんな大ピンチに助け船を出したのはキャラクターを描いた太田じろう氏。
出版社と掛け合ってくれて、無事クッピーラムネのキャラクターとして使えるようになりました。
クッピーラムネのキャラクターであるウサギのクッピーとリスのラム。
登場してから数十年経ち、顔つきは多少変わったものの大きな変化はありません。
変わらないからこそ、世代を超えてたくさんの人になじみのあるキャラクターになっているんですね^^
まとめ:クッピーラムネのキャラクターの名前はクッピーとラム
クッピーラムネのキャラクターの名前はウサギがクッピーでリスがラムです。
ただ、この名前も絵本を作る際に「名前がないと話が進まない」ということで急遽つけられたもの。
仮の名前だそうですが、覚えやすくてかわいい名前でクッピーラムネにぴったりですよね^^
このまま定着していくといいなあと思います。