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たっぷりの野菜が入ったトマト味の料理といえばミネストローネやラタトゥイユ。
どちらもよく似た見た目ですが、ミネストローネとラタトゥイユには大きな違いがあります。
それは発祥地がそれぞれ違うこと、ミネストローネはスープでラタトゥイユは煮込み料理ということ。
ミネストローネとラタトゥイユの違いを知っておくと、気分に合わせて作り分けすることができますよ^^
今回は、ミネストローネとラタトゥイユの違いについてやそれぞれのおすすめレシピについてまとめました。
ミネストローネとラタトゥイユの違い
ミネストローネとラタトゥイユの違いは大きく分けて3つあります。
- 発祥した国の違い
- 料理の種類の違い
- 材料の違い
ミネストローネとラタトゥイユについて詳しく見ていきましょう。
ミネストローネはイタリア生まれの具沢山スープ
イタリア語で【具沢山のスープ】という意味を持つミネストローネは、イタリア生まれの郷土料理。
イタリアらしくトマトをたっぷり使った赤いスープのイメージが強いかと思いますが、実は最初ミネストローネにトマトは使われていなかったんです。
というのも、1500年代のヨーロッパではトマトは有毒物扱い。
おそらく熟していない緑色の状態を見て誰も食べようとしていなかったそうです。
イタリアといえばトマト大国なので、最初は誰もトマトを食べてなかったなんて意外ですよね!
ミネストローネにトマトが使われるようになったのは1692年。
書物に『ミネストローネにトマトを使った』という記載があることが確認されています。
ただ、ミネストローネは必ずしもトマトを使う必要はありません。
イタリアの味噌汁という位置づけのミネストローネは、各家庭によってレシピもさまざま。
日本の味噌汁が決まった具材がなく、その日によって入れるものが変わるように、ミネストローネの具材も自由なんですね。
強いて言えば、オリーブオイルとにんにくは外せないかも。
にんにくをオリーブオイルでじっくり炒めて香りを出すことで、食欲を刺激するコクのある味わいにしています。
オリーブオイルもにんにくもどちらもイタリア料理には欠かせない食材ですよね◎
イタリアの代表的な家庭料理であり、各家庭で楽しまれている具沢山のスープがミネストローネです。
ラタトゥイユはフランス生まれの夏野菜煮込み
ラタトゥイユとはフランス南部にあるプロヴァンス地方に伝わる郷土料理のひとつ。
オリーブオイルとにんにくで野菜を炒めるという点ではミネストローネと同じですが、大きな違いはラタトゥイユは夏野菜を使った煮込み料理であるということ。
材料が自由なミネストローネと違い、ラタトゥイユはある程度材料が限定されているんです。
【かき混ぜる】という意味のあるラタトゥイユは、もとは軍隊や刑務所内でよく食べられていた料理。
夏野菜をたっぷり入れて煮込むだけという手軽さながら、栄養もとれるということで重宝されていたのかもしれません。
なす・ズッキーニ・トマト・ピーマンを使うのが定番ですが、お好みの材料を使ってアレンジしてもOK。
冷めてもおいしいラタトゥイユは、最近日本でも作りおきの一品として人気があります^^
ミネストローネのレシピ
ここからは家庭でも作りやすくおいしいミネストローネのレシピを2つ紹介します。
いつもなんとなくミネストローネを作っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
トマト缶でミネストローネ
最初にオリーブオイルでにんにくを炒め香りを出し、食材もしっかり炒めることで甘みを引き出します。
隠し味として醤油を入れることで、味に深みが出ますよ◎
白菜と大根の和風ミネストローネ
具材に白菜と大根を使ったちょっと和風のミネストローネ。
透き通るまで野菜を炒めることで甘みがグッと増しておいしいスープになります。
ラタトゥイユのレシピ
次にラタトゥイユのレシピを2つ紹介。
時間が経つと味が染みておいしくなるラタトゥイユは作り置きにも便利。
多めに作って毎日の食事に活用してください^^
夏野菜のラタトゥイユ
赤唐辛子とにんにくが効いたシンプルなラタトゥイユのレシピです。
味つけは最小限だから野菜の味がしっかり楽しめるのがポイント。
そのまま食べてもパンやパスタと合わせて食べるのもおすすめです◎
根菜のラタトゥイユ
夏野菜で作るラタトゥイユを、れんこん・ごぼう・大根といった根菜で作ったアレンジレシピ。
根菜を大きくカットすることで食べ応えをプラスしています。
まとめ:ミネストローネとラタトゥイユの違いは発祥地
- ミネストローネはイタリア生まれの具沢山スープ
- ラタトゥイユはフランス生まれの夏野菜煮込み
見た目がよく似ているミネストローネとラタトゥイユの違いは発祥地です。
イタリア生まれ・フランス生まれとそれぞれ違いますが、家庭でよく食べられている料理という点では同じ。
自宅にある材料で手軽に作れるので、ぜひアレンジして自分なりのミネストローネやラタトゥイユを楽しんでくださいね。