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毎日の料理作りに調味料は欠かせないものですよね。
醤油、味噌、お酒、みりんなど。
その中のひとつであるみりん。
よく名前はきくけどいったいみりんの役割ってなに?って思ったことはありませんか?
そこで今回は、
- みりんの役割や使う理由
- みりんの使い方やタイミング
について調べました!
本みりんとみりん風調味料の使い方の違いについてもまとめています。
みりんの役割や使い方を知って、料理上手になっちゃいましょう◎
みりんの役割や使う理由
みりんの役割は簡単にいうと4つあります。
- 上品で自然な甘さを出す
- 食材が煮崩れるのをふせぐ
- 食材の臭みを消す
- 料理に照りとツヤを出す
それぞれ詳しく見ていきましょう!
上品で自然な甘さを出す
料理に甘味をつける調味料といえば砂糖がありますが、砂糖ではなくてみりんを使う意味とは何なのでしょう。
答えは、料理に深みを出したいときにみりんを使います。
- みりん:ブドウ糖(コクと深みのある甘み)
- 砂糖:ショ糖(しっかりした甘み)
このようにみりんと砂糖は特徴が違います。
砂糖を料理に使うのは、甘さをしっかりと出したいとき。
みりんを料理に使うのは、まろやかな甘さで料理に深みを出したいとき。
目指す料理の仕上がりによって、みりんと砂糖を使い分けるといいですね。
食材が煮崩れるのをふせぐ
肉じゃがを作ったときに、長い間煮込むとじゃがいもが煮崩れたことはありませんか?
煮崩れたじゃがいももおいしいけれど、きれいに形を残しておきたいというときにもみりんが活躍!
みりんは食材を煮崩れしにくくしてくれるのです。
煮くずれは、じゃがいもに含まれるペクチンという物質が加熱により溶けてしまうことが原因。
https://honmirin.net/archives/545
みりん(本みりん)に含まれるアルコールと様々な糖は、加熱をしてもペクチンを溶けにくくする性質があるので、じゃがいもの煮くずれ防止に効果的です。
ちなみにこの煮崩れを防ぐ効果は、原材料にアルコールが含まれる本みりんだけです。
本みりんより値段が安く売られている「みりん風調味料」だとこの効果は得られないので気をつけてください。
食材の臭みを消す
食材によっては臭みが気になるときがありますよね。
特に魚はなかなかその独特のにおいがとれないときも…。
そんな気になるにおいのもとである臭みを消して、風味豊かに仕上げてくれる効果がみりんにはあります。
本みりんに含まれるアルコールには、揮発していく際に不快なにおい成分も一緒に取り除いてくれる効果(共沸効果)があります。
https://www.takarashuzo.co.jp/products/seasoning/basicinfo/006.htm
また、本みりんは調理中に、におい物質と反応し、においのしない物質に変化させます。
本みりんを使用すると、これら2つの効果で食材の不快なにおいが除かれます。
さらに、調理中に生まれる本みりん由来の香気成分により、食材に好ましい香りをつけることもできます。
魚だけでなく肉の臭み消しにも効果があります。
臭みを消すためには食材の下処理も大事ですが、みりんを使うことで香りまでよくしてくれるなら使わない手はないですね♪
料理に照りとツヤを出す
出来上がった料理にきれいなツヤがあったり照りがあると、いっそう食欲もわきませんか?
この照りやツヤは砂糖でも作ることはできるのですが、みりんのほうがきれいに作ることができるのです。
先ほど「上品で自然な甘さを出す」項目でもお話ししましたが、砂糖とみりんに含まれる糖分の種類の違いによってこのような差ができるのです。
みりんに含まれる糖分は9種類以上ありますが、この様々な種類の糖の働きによって食材に被膜を作ります。
これが照りやツヤのもとになるわけです。
以上みりんの役割をご紹介してきました。
みりんひとつでこんなにも役割があるなんて、みりんはすごい調味料ですね!
みりんの使い方やタイミング
次はみりんの使うタイミングを紹介します。
みりんには本みりんとみりん風調味料がありますが、その2つは似ていますが使い方が違ってきます。
- 本みりんの使い方やタイミング
- みりん風調味料の使い方やタイミング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
本みりんの使い方とタイミング
みりん風調味料に比べて値段は張りますが、私は本みりんを買うことをおすすめします。
本みりんはシンプルな材料でできています。
もち米・米麹・焼酎(または醸造アルコール)です。
本みりんはアルコールが14%程含まれていて酒税の対象になるのですが、このアルコールが料理をおいしくする役割に一役かっているのです。
アルコールの入った本みりんを使うタイミングですが、料理の最初です。
最初に入れることでアルコールの働きが最大限生かされ、みりんの4つの役割につながるのです。
照りやツヤを出したいときは、最後に仕上げとしてもう1度入れるのがおすすめです。
そして本みりんならではの使い方がお菓子作りに使うということです。
お菓子作りにみりん?とびっくりしますよね^^
使いやすいのは本みりんをぐつぐつ煮立ててアルコール分をとばして作る「煮切りみりん」を使ったお菓子です。
煮切りみりんは、甘みとうま味がぐっとつまったとろりとしたシロップになります
そのままバニラアイスにかけるのもおすすめですが、簡単に作ることのできるお菓子も紹介します♪
レーズンとナッツのみりん漬け 2〜3人分
https://kokonoe.co.jp/recipe/recipe10/recipe10-19
材料
レーズン 1カップ
アーモンド、くるみなどのナッツ(無塩のもの) 1/2カップ
みりん 1カップ
ヨーグルト 適量
[作り方]
1、鍋にみりんを入れて火にかけ、2~3分沸騰させてアルコールを飛ばす。
2、保存容器にお好みのナッツ、レーズンを入れ1を注ぐ。
3、2~3日冷暗所で寝かせてから、ヨーグルトにかけてできあがり。
ナッツのはちみつ漬けはありますが、煮切りみりんを使うとはちみつ漬けに比べてすっきりとした甘さになっておいしいですよ♪
煮切りみりんで作ったナッツ漬けはトーストにのせて食べるのもおすすめです!
みりん風調味料の場合
みりん風調味料は配合されているアルコール分が1%未満となり、こちらは酒税の対象とはなりません。
値段が安く手軽に買うことができますよね。
もちろん、みりん風調味料も本みりんと同じように料理に使うことができます。
アルコール分がほとんどないため、ドレッシングやあえ物などの加熱しない料理に使うのがおすすめです。
本みりんのようにアルコール分の働きを期待して使うとそこまで効果は得られません。
煮崩れを防ぎたい・臭みをとりたいといった場合は、本みりんを使うといいでしょう。
糖度が本みりんより高いので、照りやツヤを出したいときにはぴったりです。
みりん風調味料はその糖度の高さを生かして、料理の最後に加えるといいですね。
みりんの役割や使い方まとめ
みりんの役割や使い方をまとめてみました。
知らないまま使うよりみりんの役割を知ってから使うほうが料理が楽しくなりますね!
ぜひいろいろな料理やお菓子作りにみりんを使ってみてくださいね。