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すりおろしてとろろにしたり、短冊切りにして和え物やサラダにしたり。
生のままでも食べられる長芋は使い勝手のいい食材です。
ただ、生で食べるということは加熱して食べるよりも痛みや食中毒のリスクなどありますよね。
そうなると気になるのは長芋を生で食べられる期間。
調べたところ、長芋を生で食べられる期間は長芋の保存状態によって変わることが分かりました。
そこで今回は、長芋を生で食べられる期間についてや、長芋を生で食べる際のおすすめレシピについてまとめました。
長芋を生で食べれる期間はいつまで?
じゃがいもやサツマイモなど、一般的な芋類は生では食べられません。
これは芋類に含まれるデンプン質が、生だと消化されにくく人の体に負担をかけるため。
しかし、長芋にはデンプン質を分解してくれる消化酵素のアミラーゼが多く含まれているので、長芋は生食が可能です。
もともと生食が問題ない食材なので、長芋を生で食べられる期間=長芋の日持ちする期間と考えていいでしょう。
気になる長芋を生で食べられる期間ですが、長芋の保存状態によっても変わります。
丸ごとの長芋 | 冷暗所で約1~2ヶ月 |
カットした長芋 | 冷蔵庫で約1~2週間 |
すりおろした長芋 | 冷蔵庫で約2~3日 |
長芋は細かくカットすればするほど生で食べられる期間が短くなります。
丸ごとの長芋は新聞紙に包んでから日光のあたらない冷暗所に置いておけば約1~2ヶ月は日持ちします。
なんとなく長持ちしないイメージがあったのですが、常温で長期間日持ちするのはじゃがいもやサツマイモと同じですね。
カットした長芋・すりおろした長芋に関しては常温保存はできません。
カットした長芋なら切り口にラップを、すりおろした長芋なら密閉容器に入れて冷蔵庫に入れてください。
長芋は切ったそばから酸化が進んでしまいます。
酸化した長芋は赤色や茶色、黒色に変色することも。
これは長芋に含まれるポリフェノールの成分が空気に触れることで変色するからです。
見た目にもあまり良くないし、酸化した長芋は味も落ちてしまっているんですね。
生で食べるなら味の変化も感じやすいもの。
ですので、長芋をカットしたりすりおろしたものはできるだけ早めに食べることをおすすめします!
長芋を生で食べるときに注意すること
生で食べても問題ない長芋ですが、食べるときにはかゆみに注意しなければいけません。
長芋に含まれる成分のひとつに【シュウ酸カルシウム】があります。
このシュウ酸カルシウム、めずらしい針のようなとがった結晶をしています。
そのため、長芋を手で触ったりして皮膚につくとチクチクとした刺激になってかゆみを引き起こしてしまうんですね。
私も子どものころ、長芋のすりおろしを食べるときはできるだけ口の周りにつかないように、とよく家族から言われていたことを思い出しました。
長芋を生で食べることに問題はありません。
ただ、長芋のシュウ酸カルシウムによるかゆみって結構しつこくって。
肌が割と強い私ですら一度かゆくなるとなかなかかゆみがとれなくて大変でした。
人によっては赤く腫れたり、熱を持ってジンジンとすることも…。
そのため、長芋を調理する際はキッチン用手袋やキッチンペーパーを使用してできるだけ直接長芋を触らないようにしましょう。
また、
・長芋の皮を厚めにむく
・長芋にさっと熱湯をかける
ことでも長芋のかゆみを予防できますよ!
もし長芋を直接触ってかゆみが出てきてしまった場合、お酢やレモン汁を手にすり込んだあと手洗いをしてください。
お酢やレモン汁に含まれる酸がシュウ酸カルシウムを分解するのでかゆみがグッと楽になります◎
長芋を生で食べられるレシピ
ここからは長芋を生で食べられるレシピを4つ紹介します。
どれも簡単に短時間でできるものばかり。
あと一品欲しいときに作ってみてくださいね。
長芋の梅サラダ
長芋のサッパリ梅サラダ by au924サクサクとした長芋の食感に梅の酸味が合わさったさっぱりと食べられるレシピです。
切って和えるだけなので簡単ですね。
好みで焼き海苔や大葉、みょうがの千切りを入れても◎
長芋入り山形のだし
【ご飯が】山形の「だし」【進むよ】 by 春松院山形県の郷土料理であるだし。
きゅうりやなすなど夏野菜をたっぷり入れて作るのですが、こちらは長芋を入れたアレンジレシピ。
長芋の粘りでご飯や豆腐にのせたときに絡みがよくなって、食べやすさがアップします。
火を使わないで完成するので暑い時期にぴったりですね。
長芋と生ハムの生春巻き
長芋と生ハムの生春巻き by ゆうちゃんシェフ淡白な長芋に生ハムの塩気がよく合います。
千切りの長芋もかいわれ大根も、生ハムで包むからライスペーパーで包んだときに崩れず、食べやすくなりますよ◎
見た目もおしゃれなのでおもてなしメニューとしてもおすすめです。
長芋の醤油漬け
丸ごと長芋の無敵漬け by しぼりたて生しょうゆ材料は長芋と醤油だけの簡単レシピですが、ご飯のお供にぴったりの一品です。
醤油に30分ほど漬け込むので、千切りや細切りだと味が染みすぎて濃くなってしまうかも…。
長芋は大きめにカットするといいでしょう。
まとめ:長芋を生で食べれる期間は最長で2ヶ月
- 長芋を生で食べられる期間は長芋の保存状態によって変わる
- 長芋を丸ごと新聞紙で包んで冷暗所で保存していれば約1~2ヶ月、カットした長芋を冷蔵庫で保存していれば約1~2週間、すりおろした長芋を冷蔵庫で保存していれば約2~3日
- 長芋にはかゆみのもととなるシュウ酸カルシウムが含まれているので、できるだけ直接触らないようにする
長芋は生食できる食材なので適切に長芋を保存していればその分生で食べられます。
丸ごとの長芋は長期間日持ちしますが、カットする・すりおろすと長芋を細かくすればするほど日持ちの期間は短くなるもの。
その分空気に触れて酸化してしまうので、おいしさのためにもできるだけ早めに食べきることをおすすめします◎