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納豆と言えば独特のにおいと粘りがあってこそ。
あのねばねばが苦手な人もいますが、個人的には納豆はねばねばがよりおいしさを強調していると思います。
だからこそ、食べようとした納豆がねばねばしないと「これって食べても大丈夫?」と不安になりますよね。
納豆がねばねばしないのにはどんな理由があるのでしょうか?
そこで今回は、納豆がねばねばしない理由について、また納豆が腐っているときの見分け方をまとめました。
納豆がねばねばしない理由と原因
納豆がねばねばしないときに考えられる理由は3つ。
- もともと粘り気のない納豆だったから
- 納豆にお酢を混ぜたから
- 納豆菌が働いていないから
もともと粘り気のない納豆だったから
納豆というとねばねばと粘り気のあるものがおなじみですが、最近では粘り気のない納豆も販売されているんです。
もしかして、食べようとした納豆は粘り気のない納豆だったのかもしれません。
粘り気のない納豆は、主に『豆乃香』としてさまざまなメーカーから販売されています。
通常の納豆より25%糸引きが少なく、パラパラと粒がほどけるような感覚が特徴です。
ねばねばしない納豆が『豆乃香』じゃないか確認してみてくださいね。
納豆にお酢を混ぜたから
納豆の健康効果とお酢の健康効果がダブルで期待できると一時話題になった『酢納豆』。
納豆にお酢を混ぜる食べ方ですが、お酢を入れると納豆の粘りがだいぶ抑えられるんです。
納豆のねばねばが苦手な人におすすめの食べ方として紹介されているくらいですが、粘りが抑えられるのを知らないと「なんだか納豆がねばねばしない…」と不安になるかもしれませんね。
納豆を冷凍した・加熱したから
長期保存のために納豆を冷凍することもあるかと思います。
納豆菌は寒さに弱いため、冷凍庫から出してすぐは冬眠状態で働いていないんですね。
そのため、通常の納豆のようなねばねばが少なくなります。
納豆菌は冬眠することはあっても死滅することはないため、解凍して常温に戻せば納豆のねばねばは復活します。
納豆チャーハンや納豆オムレツなど、納豆を加熱した場合もねばねばは少なくなります。
納豆がねばねばするのは納豆菌が大豆のタンパク質を分解してグルタミン酸を作るから。
なのですが、タンパク質は加熱によって凝固する性質があるため、加熱すると粘りがそれぞれ独立するような形になるんですね。
「納豆が苦手でも、納豆チャーハンや納豆オムレツなら食べられる」という人が多いのは、納豆のねばねばが少なくなって食べやすさが増すためと言えるでしょう。
納豆がねばねばしないのは腐ってるから?
納豆がねばねばしないのにはいくつか理由がありますが、実は納豆が腐っているためにねばねばしないこともあります。
全てのねばねばしない納豆が腐っているとは言いきれませんが、
・賞味期限が切れている
・開封している
・一度口をつけている
上記のような納豆は腐っている可能性が高いです。
ねばねばしない納豆で「そういやこの納豆、ずいぶん前に買ったな」なんて覚えがある場合はもったいないですが処分しましょう。
納豆がねばねばするのは、納豆菌が大豆のタンパク質を分解してグルタミン酸を生み出すため。
ただ、納豆の中に納豆菌以外の雑菌が入り込んでしまうと、納豆菌の働きは弱くなってしまいます。
納豆菌の働きが弱いとグルタミン酸も作られなくなるわけで、結果納豆が全くねばねばしない・糸をひかなくなってしまうんですね。
「納豆は腐らせて作るから腐ることはない」なんて意見もありますが、それは間違い。
納豆は腐らせるわけでなく人の手で発酵を進めて作ります。
雑菌が繁殖して腐る場合とはわけが違うので注意しましょう。
ねばねばしない納豆は食べられる?
ねばねばしない納豆は、ねばねばしない理由が『納豆の中に雑菌が入り込んだ』わけでなければ食べても問題ありません。
納豆がねばねばしないのは何らかの異変があった証拠(もとから粘り気のない納豆だった場合を除く)。
ねばねばしない納豆を食べるときは、以下のような異変がないかよく確認してください。
- 納豆が全体的に黒っぽく変色している
- 納豆が水っぽくなって糸をひかない
- 鼻にツンとくる酸っぱいにおい
- 強いアンモニアのにおい
上記は納豆が腐っている様子です。
ちなみに、たまに納豆の表面に白いツブツブが付いていることがありますが、これはカビではありません。
アミノ酸が結晶化して納豆に付いたもので、納豆を常温で置いていたりして発酵すると白いツブツブが現れます。
食感がザラっとしてあまり良くないのですが、食べる分には問題ないので安心してください。
食感が気になる場合は、加熱して食べると気にならなくなりますよ◎
まとめ:納豆がねばねばしないのは腐っている可能性もある
納豆がねばねばしないのは、必ずしも腐っているからとは限りません。
ただ、賞味期限が切れていたり保管状態が良くない納豆だと雑菌が入ることで、納豆がねばねばしなくなることはあります。
ねばねばしない納豆を食べるときは、他に異変がないかよく確認してくださいね。