肉じゃがのじゃがいもの種類はどれがいい?特徴と煮崩れしないコツ

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家庭料理の代表ともいえる料理といえば肉じゃがです。

「牛肉を使うかあるいは豚肉か」なんて使う肉の種類がよく議論されますが、実はじゃがいもの種類も注目ポイント。

肉じゃがのじゃがいもを何にするかで味や食感など仕上がりが大きく変わるんです。

そうなると、肉じゃがにはどのじゃがいもを使うのが一番なのか気になりますよね。


そこで今回は、肉じゃがのじゃがいもの種類はどれがいいのか、おすすめの種類とそれぞれどんな仕上がりになるのかをまとめました。

肉じゃがに使えるじゃがいもの種類

肉じゃが

まずは肉じゃがに使えるじゃがいもの種類から、比較的スーパーでも手に入れやすいものを6つ紹介します。

  • メークイン
  • ニシユタカ
  • 男爵
  • きたあかり
  • インカのめざめ
  • 新じゃが

しっとり:メークイン・ニシユタカ

メークインやにしゆたかは、じゃがいもの中でもしっとり系に分類される種類です。

加熱するとしっとりとした食感が楽しめ、さらにデンプン質が少ないために崩れにくいのも特徴。

しっとり系の代表格といえばメークインですが、最近では甘みの強いニシユタカもよくスーパーに並べられるようになっています。

ホクホク:男爵・きたあかり・インカのめざめ

男爵はメークインと同じくらい有名なじゃがいもの品種ですよね。

加熱するとホクホクとした食感になり人気がありますが、煮崩れしやすいのが少し難点。

きたあかりは男爵よりもさらに煮崩れしやすくなっています。


インカのめざめは甘みが強く、まるで栗のような味わいが人気の種類。

加熱するとホクホクの食感になるのは男爵やきたあかりと同じですが、煮崩れはしにくいため、いいとこどりの種類とも言えます。

みずみずしい:新じゃが

新じゃがは正確にはじゃがいもの種類ではないのですが、特徴が強いため紹介します。


完熟前に収穫される新じゃがは、水分が多くみずみずしいのが特徴。

皮もやわらかいのでそのままむかずに調理できます。

男爵の新じゃが・メークインの新じゃがとそれぞれのじゃがいもの種類に新じゃががあるわけですが、特に新じゃがの男爵はホクホク感とみずみずしさのバランスがよくおすすめです^^

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肉じゃがのじゃがいもはどれがいい?

肉じゃが

私はしっとりした食感が好きなので肉じゃがのじゃがいもにはメークインを使いますが、ホクホク系が好きな人もいますよね。

結論から申し上げますと、肉じゃがのじゃがいもの種類は好みで選んでOK!

種類によって特徴が違うじゃがいもだから、肉じゃがにしても全く違う仕上がりになるため、一丸にこっちがいいとはい言えないんです。


ここからは、各じゃがいもを肉じゃがにしたらどんな仕上がりになるのかを詳しく紹介。

自分の好みの仕上がりになるじゃがいもを見つけてくださいね。

肉じゃがのじゃがいもにメークイン・ニシユタカを使った場合

肉じゃがのじゃがいもとして一般的によく使われるのがメークインやニシユタカといったしっとり系の種類。

その理由は、長時間煮込んでも煮崩れしにくい点にあります。


肉じゃがはじゃがいもをやわらかくするためにどうしても煮込まないといけませんが、メークインやニシユタカを使えば煮崩れすることがありません。

煮崩れたじゃがいもで出汁が濁ることもなく、食べる直前まできれいな形を保つので仕上がりを重視したい人におすすめ。

しっとりしたなめらかな食感は「口の中の水分が持ってかれる」感じがないので、食べやすいという点でも人気があります。

肉じゃがのじゃがいもに男爵・きたあかりを使った場合

男爵やきたあかりで肉じゃがを作ると、味がよくなじんだ仕上がりになります。

デンプン質が多くホクホクとした実は調味料を吸いやすく、しっかり味の肉じゃがが好きな人におすすめ。

ただ、どうしても煮崩れはしやすいのが男爵やきたあかりの宿命。

崩れたじゃがいもが出汁に溶け込んだのもそれはそれでおいしいのですが、作り置きには向かないので作ったその日に食べきるほうがいいでしょう。

肉じゃがのじゃがいもにインカのめざめを使った場合

男爵のようなホクホク食感も持ちながら煮崩れしにくいインカのめざめ。

フライドポテトから肉じゃがまでどんな調理方法でもおいしくなるので、使い勝手の良さはピカイチです。


インカのめざめで作った肉じゃがは、じゃがいもの味が際立ちます。

栗のような甘みを持っているので人によっては「ご飯のおかずにならない」という人もいるかも…。

私は好きなんですが、インカのめざめで肉じゃがを作るなら出汁を使わずに塩やバターで仕上げたほうが合うかなと思います。

肉じゃがのじゃがいもに新じゃがを使った場合

新じゃがで作ったじゃがいもは、どちらかというと中まで味が染みてるような仕上がりにはなりません。

新じゃがの表面にだけ味がつくので、出汁の味・じゃがいもの味をそれぞれ楽しめます。

水分が多くみずみずしいので、水を使わずに蒸し焼きで作るのがベチャっとならずにおすすめ。

肉じゃがが煮崩れしない切り方とコツ

肉じゃが

ここからは、肉じゃがが煮崩れしない切り方とコツを3つ紹介します!

  • じゃがいもは大きめに切ること
  • 切った後に水にさらすこと
  • 煮る前にじゃがいもを油で炒めること

じゃがいもは大きめに切ること

肉じゃがに入れるじゃがいもは大きめに切りましょう。

料理では一緒に火を通す具材の大きさを揃えるのが基本。

ですが、肉じゃがの場合は火の通りにくいにんじんは小さめに、火が入りやすく煮崩れしやすいじゃがいもは大きめに切ることで同時に野菜がやわらかくなります。

無駄に煮込むことがないので、じゃがいもが煮崩れしにくくなるというわけですね。

切った後に水にさらすこと

大きめに切ったじゃがいもは10分ほど水にさらしてください。


じゃがいもを水にさらすのは表面にあるじゃがいものデンプン質を落とすため。

デンプン質が出てくると加熱したときに表面から煮崩れしやすくなるんです。

なので、あらかじめ火を通す前に余計なデンプン質は取り除いておきましょう。

煮る前にじゃがいもを油で炒めること

水にさらしたじゃがいもは、煮込む前に油で炒めます。


ここで炒めるのはじゃがいもに油をまとわせるため。

じゃがいもを油でコーティングすることでさらに煮崩れがしにくくなります。


火を通すことが目的ではないので、いつまでも炒める必要はありません。

じゃがいも全体に油がまわれば出汁や水を加えて煮てください。

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まとめ:肉じゃがのじゃがいもは好みで選んでOK

肉じゃがのじゃがいもの種類をまとめました。

しっとりなめらかな食感が好きならメークインやニシユタカを、味が染みたホクホク食感が好きなら男爵やきたあかりを使いましょう。

煮崩れするのが嫌ならメークイン・ニシユタカ・インカのめざめがおすすめですが、肉じゃがは煮崩れしたからといって失敗ではありません。

好みの問題なので、自分の好きな仕上がりのものを選んでくださいね。

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