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天気予報では晴れだったのに急に雨に降られる、なんてことよくありますよね。
傘をいつも持ち歩いていればいいのですが、なかなかそんなこともなく…。
「にわか雨だからすぐやむよ」なんてことを聞いたり言われたりしたことがある人は多いはず。
「にわか雨=急に降ってすぐにやむ雨」という認識ですが、では「通り雨」とはどのような雨でしょうか?
にわか雨と通り雨に違いはないようにもみえますが、実は全くの別物。
そこで今回は
- にわか雨と通り雨の違い
- にわか雨の特徴
- 通り雨の特徴
3つについてまとめました。
にわか雨と通り雨の違い
にわか雨ととおり雨の違いは「断続的に降るかどうか」です。
「断続的」とは、途切れたり続いたりする状態が続くことを指します。
違いを比べてみましょう。
「一時的に降る雨」がにわか雨、「断続的に降る雨」が通り雨です。
にわか雨の特徴
にわか雨は気象用語で「驟雨(しゅうう)」と呼ばれるものの1つ。
驟雨とは対流性の雲から降る雨のことで、真夏の入道雲などがそうです。
子供のころは、空に入道雲が出てると「夏!」って感じがして好きでした。
真っ青な空に白い大きな雲があって、「これから雨が降るよ」なんて言われても信じられないぐらい。
ただ、入道雲が出てきた時は注意です!
急に雨が降り出したかと思えば、これまでにないくらい強く激しく降ることが多いのがにわか雨。
なのに、急に止んだりして「今のは何だったの」と雨に振り回されるんですよね^^;
ちなみに、「にわか雨」にも使われている「にわか」には「突然」や「一時的に」なんて意味があります。
「にわかファン」という言葉に「急に始まって急に終わること」があるのと同じく、にわか雨にも「急に振り出してすぐにやむ」という意味があります。
日本語って面白いですよね^^
通り雨の特徴
通り雨は、気象用語では「時雨(しぐれ)」と呼ばれています。
にわか雨と同じく驟雨の1つであるため、対流性の雲から降る雨ということは同じ。
しかしにわか雨と違うのは、通り雨は「降ったり晴れたりを何度も繰り返す」ということです。
これはとおり雨を降らせる雲が移動するため。
通り雨の分かりやすい特徴といえば
- 秋の終わりから冬の始まりにかけてよく降る
- やや強めに降るが、雨の量はそれほど多くはない
ということ。
冬の始まりによく降る雨なので、「時雨」は俳句で冬の季語として使われているんですよ◎
「やっと止んだな」と思ったらまた降ってくるんですから、通り雨は油断ができませんね。
にわか雨と通り雨の見分け方
急に振り出すという意味では一緒のにわか雨と通り雨。
今振り出した雨がにわか雨かとおり雨か見分けることができれば、この後の予定や行動もたてやすいですよね。
見分けるポイントは、雨の強さです。
- 激しく強い雨がザーッと降りだす⇒にわか雨
- やや強めの雨で、雨量はそれほど多くない⇒とおり雨
そして雷も一緒に鳴り出すのも、にわか雨の特徴です。
にわか雨は平均で10分、長くても数10分で止んでしまいますが、雷が鳴っているときは危険です。
「すぐやむから」と言って油断せず、建物の中に入るようにしてくださいね。
にわか雨と通り雨の違いのまとめ
にわか雨と通り雨の違いをまとめました。
- にわか雨も通り雨も、驟雨(しゅうう)の中の1つで急に振り出したかと思えばすぐに止んでしまう雨のこと
- にわか雨は、強く激しい雨がザーッと降ってはすぐに止む雨のこと
- 通り雨は、それほど強くはない雨が降ったり病んだりを繰り返すこと
にわか雨と通り雨は、どちらも急に振り出して止む雨のこと。
雨が降る前は、冷たい風が吹いたり雨のニオイがしたりと前兆があるものです。
夏の入道雲なんかもそうですが、「もうすぐ一雨きそうだな」と感じた場合は折り畳み傘を持ち歩く、一時的に建物の中に入るなどして、雨に降られないように注意するといいですね。