おからパウダーと大豆粉の違いは?食べ方やそれぞれに向いているレシピも

おからパウダーと大豆粉の違いは?

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食物繊維が豊富で、水で膨らむから少量でも満足できるおからパウダー。

健康を意識する人や美容目的の人に人気の食材です。

そんなおからパウダーをスーパーで探してみると、すぐ近くに大豆粉が売られているのを発見。

どちらも大豆が原料のおからパウダーと大豆粉ですが、違いは何なのか気になりますよね。

「おからパウダーも大豆粉なんじゃ?」と思っていたのですが、調べると製法から味わいまで違いがあることに気付きました。


今回は、おからパウダーと大豆粉の違いについてまとめています。

おからパウダーと大豆粉の違い:製法の違い

おからパウダー
おからパウダー大豆の搾りかすであるおからを乾燥させて細かい粒子状にしたもの
大豆粉そのままの大豆、または焙煎した大豆を粉末にしたもの

おからパウダーも大豆粉も原料は大豆。

ですが、大豆粉が大豆をまるごと粉末にしたものであるのに対し、おからパウダーは大豆をおからに加工してから、乾燥させて細かい粒子にしています。


おからとは、大豆から豆乳を取ったあとの搾りかすのこと。

もろもろの状態のものを生おからと言いますが、生おからを使いやすいように加工したのがおからパウダーです。

日持ちしない生おからに比べて、乾燥させることで賞味期限が長く、常温保存が可能になったおからパウダー。

おからパウダーのおかげで「おから料理のハードルが下がった」という人も多いです^^


ちなみに、おからパウダーに水を加えれば生おからとしても使えますよ◎

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おからパウダーと大豆粉の違い:加熱の有無の違い

おからパウダー
おからパウダー加熱しないでもそのまま使える
大豆粉基本的に加熱が必要※ただし例外も

おからパウダーは、加熱しないでそのまま使えます。

これは、おからが大豆を加熱することで作られるものだから。

事前に加熱済なので、直接ドリンクに混ぜたりヨーグルトにふりかけたりする使い方ができます。


反対に、大豆粉は生の大豆を粉末にしていることが多いです。

焙煎してから粉末にする大豆粉もあるのですが(風味を出すため)、それでも加熱は不十分な状態。

そのまま食べるとお腹を壊すことも…。

加熱して使うことで大豆粉本来のおいしさを引き出せるので、大豆粉は基本的には加熱してから使いましょう。


ただ、大豆粉の中には【事前に大豆を加熱済み】の商品もあります。

  • 加熱済み
  • そのまま使える

といった記載がパッケージにある大豆粉は、加熱しないで使って大丈夫!

加熱することで大豆粉特有の青臭さが減り、クセが少なくなります。

「お菓子作りに大豆粉を使いたい」という人は、加熱済みの大豆粉を使うのがおすすめです^^

関連記事:おからパウダーの代わりに使えるものは?代用品や生おからで代用できるか調査

おからパウダーと大豆粉の違い:味わいや栄養素

おからパウダー
おからパウダー食物繊維量43.6g(100gあたり)
クセがなく淡白な味わい
大豆粉食物繊維量17.5g(100gあたり)
大豆の青臭さが残る(加熱済みの大豆粉は別)

※食物繊維量は商品によって異なります

参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

同じ大豆から作られるおからパウダーと大豆粉ですが、食物繊維量で見ると大きな違いが。

おからパウダーにはなんと100gあたり43.6gもの食物繊維が含まれているんです。

おからはもともと食物繊維が多い食品ですが、水分を取って乾燥させることでさらに食物繊維量が増えるんですね。



また、味わいの面でもおからパウダーと大豆粉には違いがあります。

クセがなく淡白な味わいのおからに比べて、大豆粉は大豆特有の青臭さが残ります。

大豆本来の風味ではあるのですが、上品な味付けの料理やお菓子作りに大豆粉を使用すると青臭さが気になることも…。



ただ、加熱済みの大豆粉であれば青臭さは大きく軽減されます。

「大豆粉を使ってみたいけどにおいが気になる…」という人は、加熱済みの大豆粉を探してみてください^^

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おからパウダーと大豆粉のそれぞれに向いているレシピ

おからパウダー

おからパウダーと大豆粉の違いが分かったところで、ここからはおからパウダー・大豆粉それぞれのおすすめレシピを紹介します!

おからパウダーおすすめレシピ:クッキー

おからパウダーは水分を含んでも粘りが出ません。

クッキー作りに薄力粉の代わりに使うと、時間が経ってもサクサクの食感を保てますよ。

おからパウダーおすすめレシピ:卯の花

【水で戻すと生おからになる】おからパウダーの性質を生かしたレシピがこちら。

だしの旨味をたっぷり吸った卯の花はあると嬉しいおかずですよね^^

おからパウダーを水で戻すときの割合は、【おから:水=1:4~5】を参考にしてください。

大豆粉おすすめレシピ:バナナパウンドケーキ

大豆粉の【水分を含むと粘り気が出る】性質を生かしたレシピがこちら。

粘り気のある生地は焼くことで弾力となり、パウンドケーキになったときふわふわの食感にします。

バナナを一緒に入れることで、大豆粉の独特の匂いをカバー。

クセがなくおいしく食べられますよ◎

大豆粉おすすめレシピ:唐揚げ

こちらは「揚げ物を食べたいけれど糖質が気になる…」という人におすすめのレシピ。

大豆粉の糖質は13.3g(100gあたり※参考:マルコメ)で、片栗粉の糖質量が81.6g(100gあたり※参考:Slism)に比べて、大幅に低くなっています。

なので、いつもの唐揚げも衣を大豆粉に置き換えると、簡単に糖質カットできるんです◎


しっかり味のついた唐揚げだから、大豆粉の匂いも気になりません^^

まとめ:おからパウダーと大豆粉の違いは製法

おからパウダーも大豆粉も、どちらも大豆が原料です。

ただ、大豆から作ったおからを乾燥させたおからパウダーに対して、大豆粉は大豆をそのまま粉末状にしています。

製法の違いが、味わいや栄養素などにも大きく影響してくるんですね。

おからパウダーも大豆粉も、お菓子作りや料理に活躍しますが、含ませる水分量や加熱の有無がそれぞれ違ってきます。

置き換える場合は、調理法や味わいが変わることについても確認してからがよいでしょう。

関連記事:おからパウダーの賞味期限切れはどうなる?開封後の保存方法も紹介

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