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味噌汁にすると子どもが野菜を食べてくれるので、我が家では毎日味噌汁が欠かせません。
その日によって冷蔵庫にある野菜で味噌汁を作るのですが、個人的に好きなのはほうれん草の味噌汁!
味が濃いのと野菜を食べた満足感が得られるので好きです^^
ただ、ほうれん草は味噌汁にそのまま入れないほうがいいので、作るのにひと手間かかるのが少し難点ですね><
ほうれん草にはシュウ酸が含まれているため、事前にアク抜きが必要なんです。
今回は、ほうれん草を味噌汁にそのまま入れることについて、アク抜きが必要な理由をまとめました。
ほうれん草は味噌汁にそのまま入れていい?
ほうれん草は味噌汁にそのまま入れても食べられないことはないですが、おすすめできません。
ほうれん草を味噌汁に入れるなら、下茹での必要はありませんがアク抜きするまたはアク抜きの必要ないほうれん草を使いましょう。
その理由は2つ。
- シュウ酸を摂取してしまうから
- えぐみが出て食べにくくなるから
ほうれん草を味噌汁にそのまま入れないほうがいい理由:シュウ酸を摂取してしまうから
ほうれん草を味噌汁のにそのまま入れたとしても、加熱されるので火は通ります。
なので食べられないことはありません。
しかし、ほうれん草を汁の中で加熱してしまうと、ほうれん草のアクが汁の中に流れ出てしまいます。
ほうれん草のアクの中にはシュウ酸という成分が含まれています。
シュウ酸自体は格別悪いものではなく、植物にとってはカルシウムバランスを整えるために必須な成分。
しかし、人の体にとっては不要なもので、摂りすぎると腎臓で結石を作り【尿酸結石症】を発生させる恐れもあるんです。
シュウ酸はさまざまな野菜に含まれている成分ですが、ほうれん草は100gあたりの含有量が800㎎と他の野菜に比べて多いんですね(参考:尿路結石症診療ガイドライン 2013年版)。
ほうれん草を味噌汁にそのまま入れるのは、シュウ酸を直に摂取していることになります。
毎日大量にほうれん草を食べなければそこまで気にする必要はないのですが、リスクを考えるとできるだけシュウ酸は除去したほうがいいでしょう。
ほうれん草を味噌汁にそのまま入れないほうがいい理由:えぐみが出て食べにくくなるから
ほうれん草を味噌汁にそのまま入れると、味噌汁全体にえぐみが出てしまいます。
私も昔、アク抜きしないままほうれん草を味噌汁に入れたことがあります。
いつもと同じだし・味噌を使ったのに、食べると口の中にえぐみが広がって。
舌にまとわりつくような嫌な感じで、アク抜きの必要性を感じましたね><
「ほうれん草が苦手」という人は、このえぐみが原因であることが多いです。
味噌汁を台無しにしないためにも、ほうれん草は事前にアク抜きをしておきましょう。
味噌汁には冷凍ほうれん草やちぢみほうれん草を使う手も
ほうれん草の味噌汁を作るなら、おすすめなのが市販の冷凍ほうれん草を使うこと。
冷凍ほうれん草は事前に加熱済みなので、アク抜きの必要がありません。
凍ったまま味噌汁に入れられるので、ほうれん草の味噌汁を作るハードルが下がりますよね◎
私は、市販品ではないですがほうれん草はまとめて茹でて小分けに冷凍しています。
味噌汁のためだけにほうれん草をアク抜きして下茹でするのは面倒で…。
我が家では、ほうれん草の味噌汁は冷凍ストックがあるときにだけ出てくるレアメニューです。
また、普通のほうれん草に比べてアクが少ないちぢみほうれん草を使うという手も。
ちぢみほうれん草は冬場に路地栽培されている品種で、甘みの強さとアクの少なさが特徴です。
生で食べられるくらいなので、味噌汁にもそのまま入れられますよ^^
\冬だけの甘みが強いほうれん草/
冬季限定でちぢみほうれん草がお取り寄せできる!:ポケットマルシェほうれん草のアク抜きを簡単にする方法
基本的なほうれん草のアク抜きの方法はこちら↓
- ほうれん草についた泥汚れをきれいに洗い流す
- お湯を沸かし、根元から鍋に入れ20秒ほどつける
- 葉先も鍋に入れて1分ほど茹でる
- ザルにあげ、水に2~3分さらす
ほうれん草は根元と葉先で火の通り具合が違うので、全て一緒に茹でてしまうと『葉先はやわらかいのに茎は固い(逆もしかり)』な状態になってしまいます。
全体を均一の食感にするため、固めの根元~茎だけ先に茹でて、そのあと葉先を茹でましょう。
お湯で茹でる→水にさらすの2ステップで、ほうれん草に含まれるシュウ酸を約40%カットできます(参考:緑茶の蓚酸含量ならびに緑茶浸出液中の蓚酸 )。
シュウ酸を除去するためにはぴったりの方法ですが、正直面倒ですよね…。
「もっと手軽にアク抜きできたらいいのに」と思う人のために、ほうれん草のアク抜きを簡単にする方法を2つ紹介します!
電子レンジでアク抜きする方法
- ほうれん草を水洗いし、水分がついたまま耐熱皿にのせる
- ぴっちりと全体にラップをかけ約2分加熱する
- 冷水にさらし、水気をしぼる
ほうれん草のアク抜きと下茹でを一緒に行う方法です。
ポイントは、加熱したあとに水にさらすこと。
電子レンジでの加熱は最小限の水しか使わないので、アクが抜けきっていません。
なので、加熱後に水にさらすことでアクを取り除く必要があるんです。
色止めの働きもあるので、ほうれん草のきれいな緑色をキープできますよ◎
加熱の際は、耐熱皿全体にぴっちりとラップをかけてください。
ぴっちりラップをかけるのは、ラップの中にほうれん草から出た水蒸気をため込むため。
何度かふわっとラップをかけて加熱したことがあるんですが、ラップがかかっていない部分はほうれん草に十分火が入っていなくて。
ほうれん草全体をムラなく加熱するためにも、しっかりとラップをしましょう。
水にさらしてアク抜きする方法
- ほうれん草の根元を切り落とし、土汚れを洗い流す
- ボウルに水をはり、ほうれん草全体をつけて10分ほどおく
- 流水でさっと洗い流し、水気をきる
アクのもととなるシュウ酸は水溶性の成分。
水に溶けやすい性質を持っているため、ほうれん草を水にさらしておくだけでもアク抜きの効果があるんです。
使う前に水につけておくだけでいいから、忙しい人には便利な方法ですよね^^
ほうれん草を水にさらすだけでアク抜きする方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています!
まとめ:ほうれん草を味噌汁にそのまま入れるのはおすすめできない
ほうれん草を味噌汁にそのまま入れるのはやめておきましょう。
シュウ酸を摂取することになりますし、何より味噌汁にえぐみが出ておいしくありません。
ほうれん草を味噌汁に入れるなら事前にアク抜きをしておきましょう。
アク抜きは電子レンジや水にさらすだけでもOKなので、簡単ですよ◎