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スポンジケーキが焼きあがったときの甘い香りはなんともいえない幸せ^^
自宅でふわふわのスポンジケーキが焼けたらいいですよね♪
ただ、スポンジケーキはシンプルな材料なだけに、ふわふわに焼き上げるのはとても難しいんです。
私は製菓学校に通っていたのですが、入学して初めて作ったお菓子がスポンジケーキ。
ふわふわには程遠い固い生地になったり、全く膨らまなかったり。
何度も失敗しました^^;
スポンジケーキが固くなる原因はいろいろありますが、コツを押さえれば必ずふわふわに焼きあげることができますよ!
そこで今回は、製菓学校でお菓子作りの勉強を学んできた私が
- スポンジケーキが固くなる原因
- スポンジケーキが全く膨らまない原因
- スポンジケーキをふわふわに焼く方法
- スポンジケーキを失敗したときのリメイク方法
4つについてまとめました。
スポンジケーキが固くなる原因
スポンジケーキが固くなる原因は5つ。
- スポンジケーキを焼きすぎているため
- 砂糖の量が少ないため
- 卵の泡立てが不足しているため
- 薄力粉がしっかり混ざっていないため
- バターを入れてから混ぜすぎているため
スポンジケーキの焼きすぎ
スポンジケーキの生地は、焼きすぎる(火が通通りすぎる)と水分がとんで固くなってしまいます。
焼き色を付けたいからと必要以上にオーブンに入れていないか確認しましょう。
砂糖の量が少ない
「カロリーが気になるから」とレシピより砂糖の量を減らしていませんか?
砂糖には保水性があり、生地をしっとりさせる効果があります。
勝手に砂糖の量を減らしてしまうと、生地が詰まった仕上がりで固くなってしまうんです。
食感もパサパサとした感じになり、ふわふわの生地とは程遠く…。
卵の泡立て不足
卵を全卵のまま湯煎にかけて泡立てる『共立て法』で作るスポンジケーキの場合に起こる原因です。
卵がしっかり泡立っていないと、薄力粉やバターといった他の材料と合わせたときに気泡が潰れてしまい、気泡が潰れることで思った以上に生地を混ぜすぎに繋がります。
生地の混ぜすぎによって、薄力粉のグルテンが大量に出てしまい生地が固くなるんです。
薄力粉がしっかり混ざっていない
薄力粉を混ぜすぎるとグルテンが出てしまうために、「あまり混ぜすぎないように」レシピに書いてあることが多いです。
混ぜすぎないように気を付けるあまり、生地と粉が混じってないことがよくあります。
薄力粉は下のほうにたまるので、きちんと混ぜないとスポンジがどっしりとした固い食感に。
バターを入れてから混ぜすぎている
バターといった油脂類は、一気に卵の気泡を潰してしまいます。
バターを入れてから混ぜ合わせるのに時間がかかりすぎると、卵の気泡が潰れてしまい生地も固くなってしまいます。
溶かしバターと卵生地は固さが違うから、馴染ませようと思ってもなかなか混ざらなくて、ついつい混ぜすぎちゃうのはよくある失敗です><
スポンジケーキが全く膨らまない原因
スポンジケーキが全く膨らまないとがっかり感は果てしないですよね…(泣)
スポンジケーキが膨らまないときの原因は3つ。
- 卵を温めていないため
- 卵の泡立てが不足しているため
- 砂糖の量が少ないため
卵が温まっていない・卵の泡立てが不足している
卵は冷たいときよりも温かいときのほうが泡立ちやすくなります。
卵を温めずに泡立てると思ったよりも泡立ちません。
ベーキングパウダーを入れないで作るスポンジケーキは、卵の泡立つ力を使って生地を膨らませます。
卵の泡立てがしっかりできていれば、そのあと薄力粉やバターと合わせるときも気泡が潰れにくくなります。
卵の泡立て不足はそのまま生地の膨らみ不足に繋がるんです。
砂糖の量が少ない
砂糖には卵を泡立てたときの気泡を安定させる働きがあります。
レシピの分量より勝手に減らしてしまうと、気泡が安定せず膨らみが悪い生地になってしまいます。
「甘さ控えめのケーキにしたい」というときは、砂糖だけでなく他の材料も一緒に減らさなければいけません。
スポンジケーキをふわふわに焼く方法
しっかり膨らんでふわふわの食感のスポンジケーキは憧れ。
コツを押さえればそんなスポンジケーキも夢じゃありません^^
- 材料に牛乳を入れること
- 卵は湯煎にかけてハンドミキサーでしっかり泡立てること
- 薄力粉を入れたあとはツヤが出てなめらかになるまで混ぜること
- バターは先に少しの生地と混ぜておくこと
材料に牛乳を入れる
牛乳を生地に加えると、生地がしっとりと焼きあがります。
牛乳の量は、15㎝の型(薄力粉・砂糖の量が70~90gほど)で20gが目安。
バターと一緒に温めて、バターと一緒に生地に加えてればOKです^^
風味もよくなるので、今まで入れたことがない人は試してみてくださいね!
卵は湯煎にかけてしっかり泡立てる
卵は湯煎にかけてぬるま湯くらいの温度になるまで温めてください。
ボウルの外側から確かめただけじゃ確実でないので、清潔な指を入れてみて温度を確認しましょう!
ぬるま湯ほどの温かさの卵は泡立ちがよくなります。
生地を上から落としたときにリボン状になるまで、しっかりと泡立ててください。
生地が3回ほど折りたたむように落ちていく感じ。
生地が落ちた跡がすぐに消えてなくなるのは泡立て不足です。
「卵を泡立てすぎて失敗する」というのはほぼありません。
あとから他の材料と合わせるときに、多かれ少なかれ卵の気泡は潰れてしまいます。
なので、スポンジケーキ作りに慣れていない人ほど卵はしっかりと泡立てるようにしましょう。
薄力粉を入れたあとはツヤが出てなめらかになるまで混ぜる
薄力粉を入れたあとは「生地を切るようにさっくり混ぜる」とレシピに書いてあると思います。
慣れているとさっと生地と粉を馴染ませることができるんですが、そうでないとどうしても「切るように混ぜる」ことだけに集中して、粉が底に残ってたり均等に混ざっていないことが多いんですね。
なので、「切るように混ぜる」というよりは、卵の気泡を潰さないようにボウルの底からしっかり生地を返すように混ぜることを意識してみてください。
粉が混ざり切ったあともう何回か生地を混ぜると、ツヤが出てきます。
生地と粉が均等に合わさった証拠なので、気泡が潰れるのを恐れずツヤが出るまで混ぜるようにしましょう。
ついつい「気泡が潰れないように…」とあまり混ぜないようにしてしまいますが、先にしっかり卵を泡出ていれば大丈夫!
勇気を出して混ぜてみましょう!
バターは先に少しの生地と混ぜておく
固さの違うバターと生地を手早く混ぜ合わせるのはとても難しいです…。
なので、先に全てのバターと生地を合わせる前に、バターのところに生地を少しだけ入れてよく混ぜ合わせたものを作ってください。
ぐるぐると混ぜてOK!
そして、混ぜ合わせたものを生地の中に戻して全体を合わせます。
生地とバターを先に乳化させておけば、そのあとに合わせる生地とも混ざりやすくなりますよ^^
スポンジケーキを失敗したときのリメイク方法
それでもどうしてもスポンジケーキを失敗してしまうことあると思います。
私も、今まで何回も「煎餅?」と思うような固さのスポンジケーキを焼いたことがあります^^;
味はおいしいから余計悔しいですよね。
そんなときは、スポンジケーキをラスクにリメイクしましょう!
- スポンジケーキは厚さ5㎜~1㎝にスライスしてカットする
- 150℃の低めに予熱したオーブンで15分ほど焼く
- 粗熱が取れるまで冷ます
スポンジケーキに甘みがあるのでそのままでもおいしいですが、お好みでチョコレートをつけるのもおすすめです^^
スポンジケーキが固くなる原因と対処法まとめ
スポンジケーキが固くなる原因とその対処法についてまとめました。
スポンジケーキをふわふわに焼くためには、実際に何度も焼いてみるしかないと思います…!
何度も作るうちに自分が苦手だなと感じる作業が分かると思います。
苦手な作業が分かれば、成功まであと少し!
1つ1つの作業を丁寧にすれば、スポンジケーキは必ずふわふわに焼くことができます。
一緒に頑張りましょう^^