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ごちそうの代表格といえばステーキ!
たまには奮発して家でステーキを焼くときがあるのですが、自分で焼くと迷うのが焼き加減ですよね。
レアを目指して焼いたつもりがなんだか生っぽい…なんてことがあります。
そんなとき知りたいのは、ステーキのレアと生焼けの違い。
家でもおいしく安全にステーキを楽しむために、両者の違いや見分け方をしっかりチェックしておきましょう!
今回は、ステーキのレアと生焼けの違いについて、またレアステーキの失敗しない焼き方についてもまとめました。
ステーキのレアと生焼けの違い
ステーキのレアと生焼けの違いは【肉の温度・表面がしっかり焼けているかどうか】にあります。
レアに焼いた肉の中心温度 | 50~60℃ |
生焼けの肉の中心温度 | 30℃以下 |
ステーキのレアは【生に近い状態だけどきちんと火が入っている状態】のこと
レアも生焼けも同じように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。
お店でステーキを食べるとき「レアの焼き加減でお願いします」と注文すると、中心温度が50~60℃の状態に焼いてくれます。
対して、生焼けは中心温度が30℃以下と低く、冷たいまま。
このわずか20℃の差がステーキのレアと生焼けの違いです。
肉のタンパク質は50℃に近づくと固まってくる性質があります。
中心温度が50℃に達していない生焼けだと、噛んだ時の食感がぐにゃっとしておいしくありません。
また、レアでも50℃前半と60℃近い温度では食感が大きく変わります。
個人的な好みにもなりますが、50℃前後に焼き上げたレアはなかなか噛み切ることができないため、レアを目指すとしても60℃前後まで温度を上げたほうがおすすめです。
また、表面温度が30℃以下にしかならないと、肉の表面をしっかり焼けているとは言いきれないでしょう。
ステーキがレアでも食べられるのは、表面をしっかり加熱して殺菌しているから。
生焼けだと殺菌できていない可能性が非常に高いので、食べるのは止めてくださいね。
ステーキをレアで食べられるのは新鮮な牛肉のみ
ステーキをレアで食べても問題ないのは、新鮮な牛肉のみ。
牛肉の雑菌は肉の中心部ではなく表面についているので、表面さえしっかりと加熱すればレアでも食べられます(参考:東京都福祉保健局)
注意が必要なのは以下のような肉類です。
- 豚肉
- 鶏肉
- 成型肉や加工肉(牛肉含む)
- ホルモン
これらの肉類は、内部にまで菌がいるためしっかりと中心部まで加熱殺菌する必要があります。
ステーキの焼き加減で言えば、レアでもミディアムレアでもなくウェルダンを目指してください。
私は一度生焼けの鶏肉を食べたことがありますが、そのあとお腹を壊して本当にしんどかったです…。
ステーキ用の牛肉であっても、細かい肉片を集めて成型したもの・やわらかくなるよう調味液を混ぜたもの、いわゆる成型肉や加工肉も安心できません。
加工肉や成型肉はパッケージに『中心部までしっかり加熱してください』と記載があるはず。
レアに焼き上げないようにしましょう。
ステーキのレアと生焼けの見分け方
一見どちらも同じようなステーキのレアと生焼けですが、間違えて生焼けを食べてしまうと大変です。
ステーキがレアか生焼けか見分けるには、竹串を刺してチェックしましょう!
レアに焼き上げた場合 | ・透明な汁が出る ・刺した竹串が温かい |
生焼けの場合 | ・赤い汁が出る ・刺した竹串が冷たい |
生焼けの場合竹串を刺すと赤い汁(血)が出てきます。
中心部の温度も30℃以下なので、刺した竹串を触ってみると冷たいのも確認できるでしょう。
また、生焼けの肉はタンパク質が固まっていないので、食べるとぐにゃっとした食感です。
なかなか歯で嚙み切れないステーキは生焼けの可能性が高いので、気を付けてくださいね。
ステーキの生焼けを食べたらどうなる?
ステーキの生焼けが怖い理由は、食中毒の危険性が非常に高いためです。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱
など、食中毒にかかってしまうととってもしんどいです…。
特に、小さな子どもやお年寄りなど抵抗力が弱い人は食中毒にかかりやすくなっています。
ステーキはしっかりと中心部まで焼いてから与えてくださいね。
また、牛に限らず生肉に付いているトキソプラズマという寄生虫は、トキソプラズマ症の原因になるもの。
健康な成人であればトキソプラズマ症に感染しても重症化することはないのですが、妊婦さんまたは妊娠を希望する方がトキソプラズマ症に感染すると胎児に影響が出てしまうんです(参考:こそだてハック)。
ステーキの生焼けはリスクが大きいので、食べるのは我慢しましょう。
レアステーキの失敗しない焼き方のコツ
ステーキの生焼けは食中毒の危険性もあり怖いもの。
でも、ステーキ肉はレアが好きなんて人も多いですよね。
ここからはレアステーキを失敗しないで焼くコツを3つ紹介します!
- 肉を室温に戻しておく
- フライパンは熱しておく
- 温度計を使って中心温度をはかる
ステーキ肉をレアに焼くための焼き時間などはさまざまレシピで紹介されています。
肉の厚さや部位によっても細かく焼き時間が変わってくるので、まずはしっかりとレシピを確認してください。
「レシピ通りの焼き時間を守っているのにレアにならない」という場合は、肉や調理器具であるフライパンが冷たいため、記載の時間焼いても中心温度が上がっていないことが原因です。
生焼けになってしまうので、肉は室温に戻し、焼くときにフライパンもしっかりと熱しておきましょう。
肉をレアに焼き上げるのはプロでも至難の業。
見た目や触った感触だけではなかなかレアかどうか判断しにくいので、調理用の温度計を使用するのもひとつの方法です。
温度計はお菓子作りでも活躍するのでひとつ持っておくと便利ですよ◎
まとめ:ステーキのレアと生焼けの違いは肉の温度と表面が焼けているかどうか
ステーキのレアと生焼けの違いをまとめました。
一見するとよく似ていて同じようなレアと生焼けですが、中心部の温度が違うことや表面をしっかり焼くことで殺菌できているかが違います。
生焼けのステーキを食べると、食中毒の恐れもあるので注意が必要です。
体力に自信がない人はレアではなくミディアムやウェルダンの焼き加減でステーキを楽しみましょう。