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色とりどりの具材がのったちらし寿司、どんな時に食べることが多いですか?
我が家ではひな祭りやお祝いの日によく食べるちらし寿司ですが、なんとなくちらし寿司というとひな祭りに食べるものというイメージがあります。
なぜひな祭りにちらし寿司を食べるのか、由来があるのか気になりますよね。
そこで今回は、ちらし寿司はどんな時に食べるものなのか、ちらし寿司の由来や縁起のいい具材についてまとめました。
ちらし寿司はどんな時に食べる?
食品メーカー『永谷園』の行った「いつちらし寿司を食べるか?」というアンケート結果がこちら。
1位 特に決まっていない(42%)
2位 お祝いやパーティのとき(30%)
3位 日ごろからよく食べる(28%)
食の歳時記
上記のアンケート結果でも分かるように、「ちらし寿司は特に食べるタイミングや時期が決まっていない」というのが分かります。
『何か普段とは違ったものを食べたいときにちらし寿司を食べる』という意見もあり、ちらし寿司が好きで普段から食べているという人も多いようです。
お寿司や手巻き寿司に比べて自宅でも簡単に作れるから、気軽に酢飯が食べたいときにちょうどいいのかもしれませんね。
私が子どものころ土曜日のお昼ご飯にちらし寿司がよく出てきたことを思い出しました^^
その一方で、ちらし寿司は『お祝いやイベント時に食べるもの』というイメージも強いですよね。
見た目も華やかなのでちらし寿司はお祝いの席にぴったり!
普段は食べないけど、ひな祭りにちらし寿司を食べるという人も多いのではないでしょうか?
ちらし寿司はひな祭りに特化した食べ物ではありませんが、ひな祭りに食べることが多いのはやはりその見た目に理由があります。
桜でんぶの桃色・さやえんどうの緑色・卵の黄色。
ちらし寿司にのってる色とりどりの具材が春の訪れを感じさせることから、縁起がいいとされてひな祭りに食べることが増えたようです。
ちらし寿司の由来
ちらし寿司の由来は、『箱ずし説』と『岡山のばらずし説』の2つあります。
箱ずし説
江戸時代に食べられていた箱ずしが由来になった説です。
箱ずしとは木箱に入れられた酢飯の上にさまざまな具材がのったお寿司のこと。
まさに今のちらし寿司に近い見た目です。
木箱から器に入れ替わるようになって名前も「ちらし寿司」に変わったんだとか。
岡山のばらずし説
岡山県に伝わるばらずしは、具材がたっぷり入った酢飯の上に山や海の幸が豪快に盛り付けられたもの。
このばらずし、生まれた過程がおもしろいんです。
江戸時代に、当時の岡山県の初代藩主・池田光政が庶民に「贅沢をしないように」と倹約令を出したのですが、当然これに納得がいかない庶民の人たち。
「祭事以外は一汁一菜にすること」と決められたので、目立たないように酢飯の中にたくさんの具材を詰めて、見た目だけ一菜にしてこっそり魚や野菜をたくさん食べていたそう。
これがちらし寿司のもとになったと言われています。
ちなみに、倹約令を出した池田光政の命日にあたる6月27日は『ちらし寿司の日』として日本記念日協会に登録されています。
このことからも、ちらし寿司の由来は2つあれど、岡山のばらずしから始まった説が有効なのかもしれません。
ちらし寿司に入れると縁起のいい具材
ちらし寿司に入れる具材に決まりはありませんが、入れると縁起がいいとされるものを紹介します。
海老
背中が丸まった姿から、背中が丸くなるまで長生きできますようにの意味。
赤い色はおめでたい色でもあります。
れんこん
穴があいている見た目から、先のことまで見通せますようにの意味。
さやえんどう(豆)
まめまめしく働けますようにの意味。
緑色は春の訪れを感じさせる色でもあります。
たけのこ
たけのこは真っすぐ上に向かって育つことから、すくすくと育ちますようにの意味。
ひな祭りには旬のものを食べるといいとされていることから、春に旬を迎えるたけのこを使います。
このほかにも、桜でんぶのピンク色は春の訪れを感じさせる桃色であること、卵焼きの黄色も同じくきれいで華やかであることから、ちらし寿司の具材としてよく使われています。
ちらし寿司を作るときに「どんな具材を使ったらいいの?」と迷った場合は、上記の具材を参考にして作ってみてください^^
まとめ:ちらし寿司はひな祭りで食べることが多い
ちらし寿司はどんな時に食べるか、特に明確な決まりはありませんが、見た目の華やかさからお祝いの席、特にひな祭りに食べられることが多いです。
言われてみれば、ちらし寿司の色使いってどことなく春を連想させるような。
もちろんひな祭り以外に食べてもOK!
ちらし寿司の具材というとつい海鮮ばかり思いつきますが、焼肉をのせたりハムやチーズをのせたり、実は意外にアレンジもきくんです。
自分のお好みでちらし寿司を楽しんでみてくださいね♪